目次

• 気虚
• 気滞
• 血虚
• 血瘀
• 痰湿
• 陰虚
• 陽虚
• 湿熱
• 体質診断も一緒にどうぞ
• テーマ別の改善ガイド

気虚（01-ENERGY BLOOM）

身体のエネルギーである「気」が不足している気虚タイプ。

💡体質改善のためのポイント

• 主食を抜かないことが大事です。食パンよりもお米がよいです。玄米は栄養が豊富ですが、消化吸収に時間がかかるため白米の方が基本的におすすめです。そのほかには、じゃがいも、さつまいも、山芋などのイモ類や、かぼちゃ、きのこ、豆類は普段の食事に取り入れやすいと思います。甘いものでおなかを満たさないようにしましょうね。
• 胃腸が弱いタイプのため、おなかに負担をかけないように意識しましょう。脂っこいもの、冷たいものはあまり食べないようにし、早食いせずよく噛んで食べましょう。生ではなくスープや鍋料理の調理がおすすめです。苦味に属する食べ物（ゴーヤ、きゅうり、緑茶など）は体を冷やす性質があるので、摂りすぎに気をつけて。
• 気虚は体力がない状態です。健康のためにと思っても激しい運動をするとかえって消耗してしまいます。無理のない体の動かし方をしましょう。そして充分な睡眠を取りましょう。

🌾おすすめ食材

イモ類、豆類、うるち米、もち米、栗、かぼちゃ、牛肉、鶏肉、白身魚、うなぎ、きのこ、蓮の実、なつめ、朝鮮人参

改善のサポートとして「01-ENERGY BLOOM」のお茶がおすすめです。

気滞（02-REFRESH MOMENT）

身体のエネルギーである「気」の流れが悪くなっている気滞タイプ。

💡体質改善のためのポイント

• ストレスが一番の敵！思い詰めずに、今すぐ深呼吸して肩の力を抜いてみましょう。どうにもならないことは割り切る、自分と他人は別の人間、うまくいかないのは相性の問題など、考え方を大きく持つのもいいかもしれませんね。その先にあなたの幸せがないなら、無理して頑張りすぎる必要もありません。
• 騒音や光刺激などの影響も受けるので、心地よく過ごせるよう環境づくりをしてみましょう。好きな香り、好きな音楽などに癒されて、寝る前にリラックス時間を作ることもおすすめです。
• ため息だけでなく、実はげっぷやおならが出やすいこのタイプ。めぐりが悪くなった気が外に出ようとしているのです。そのためガスを作りやすい食材（もち米、焼き芋、焼き栗など）は控えましょう。また、イライラしたり頭痛がある時は、辛いもの、体を温めるものを控えましょう。気をめぐらせてくれる以下のおすすめ食材は積極的に取り入れてみてくださいね。

🌿おすすめ食材

セロリ、紫蘇、 春菊、三つ葉、みょうが、柑橘類（みかん、柚子など）、ぶどう、ジャスミン、薔薇、ウコン、キンモクセイ

改善のサポートとして「02-REFRESH MOMENT」のお茶がおすすめです。

血虚（03-NOURISHMENT）

全身の栄養源となる「血」が不足している血虚タイプ。

💡体質改善のためのポイント

• 血が不足していると、肌や髪にツヤがなくなったり、立ちくらみや不眠を引き起こしやすくなります。食べ物から血の栄養は作られるので、過度な食事制限はせずバランスのよい食事をしましょう。女性の場合、血を消耗する生理中は特に積極的に食べるようにしてくださいね。
• 冷たいもの、生もの、脂っこいものは控えましょう。また、タンニンは鉄と結合して吸収を悪くするため、タンニンを多く含むもの（コーヒー、緑茶、ワイン）を控えましょう。
• 脳や目を働かせるにも実は血を使っています。残業で脳を酷使したり、遅くまでスマホでゲームや漫画をしたりするのは血の消耗につながるので、控えるようにしましょう。そして夜寝ている間に血は補われます。夜更かしせず、十分な睡眠をとりましょう。

🍓おすすめ食材

レバー、烏骨鶏、地鶏、牛肉、鶏卵、牡蠣、イカ、青身魚、なまこ、ほうれん草、小松菜、人参、黒豆、なつめ、ベリー類（クランベリー、プルーン、レーズン、桑の実、クコの実など）、ナッツ類

改善のサポートとして「03-NOURISHMENT」のお茶がおすすめです。

血瘀（04-SMOOTH WAY）

「血」のめぐりが悪く滞っている血瘀タイプ。

💡体質改善のためのポイント

• 体を冷やすと血管が収縮して血流が悪くなってしまいます。冷える格好を避け、お風呂や足湯に入って温まるようにしましょう。入浴剤を入れたり、よもぎ湯にするのもおすすめです。女性は、熱を作り出す筋肉が少ないため男性より冷えやすいと言われています。血流の悪さや冷えは、生理痛のもと。生理期間は特に冷やさないようにしましょう。
• 血流の悪さから、頭痛や肩こりが起こりやすくなります。座りっぱなし、同じ姿勢でいることを避け、適度な運動やストレッチをして体をほぐすことで、血行を促進してあげましょう。
• 冷たいもの、甘いもの、脂っこいもの（特に肉の脂身、バター、生クリームなどの動物性脂肪）、味の濃いもの（塩分、過剰な甘味）の摂り過ぎには気をつけましょう。血流を良くしてくれる以下のおすすめ食材は積極的に取り入れてみてください。

🐟おすすめ食材

あずき、黒豆、里芋、くわい、茄子、小松菜、玉ねぎ、ねぎ、ニラ、あさり、あわび、蟹、イワシ、サンマ、サバ、アジ、にんにく、しょうが、シナモン、山椒、紅花（サフラン）、桃、サンザシ、バラの花、黒酢、酢、紹興酒、赤ワイン

改善のサポートとして「04-SMOOTH WAY」のお茶がおすすめです。

痰湿（05-DETO STYLE）

「水」のめぐりが悪く、不要なものが体にたまる痰湿タイプ。

💡体質改善のためのポイント

• 水分は摂り過ぎていませんか？水を2リットル以上飲む人が増えています。1日に必要な水分摂取量は、体重1キロごとに30〜40ml（30歳未満は40ml、56歳以上は30ml）とされていて、たとえば30歳50kgの人の場合1日2.0リットルとなります。しかし、食事から1日約1リットルの水分を摂っていると言われており、コップなどから飲む必要があるのは残り1リットル程度となります。代謝できる範囲の量を超えて水分を摂取すると、むくみや冷えの原因となります。自分のバランスを見て水分を摂るようにしましょう。がぶ飲みは禁物で、温かい飲み物を少しずつ飲むのがおすすめです。
• 冷たいもの、生もの、脂っこいもの、甘いもの、味の濃いものはなるべく控えましょう。食事は腹八分目までに抑え、お酒の量を減らしましょう。
• 湿度の高い日や低気圧の日に体調が悪くなる方も多いです。部屋の除湿をしたり、湿気の多い環境に近づかないようにしましょう。
• 日頃から軽い運動や有酸素運動をして発汗し、余分な水分や老廃物を出すようにしましょう。

🌽おすすめ食材

あさり、しじみ、海藻、ハトムギ、とうもろこし、冬瓜、豆類（小豆、大豆、そら豆、黒豆）、もやし、春雨、そば、きのこ、たけのこ、根菜、ブロッコリー、こんにゃく、バナナ、陳皮、プーアル茶、ハトムギ茶、烏龍茶

改善のサポートとして「05-DETO STYLE」のお茶がおすすめです。

陰虚（06-WATER SHOWER）

「水」などのうるおいが不足している陰虚タイプ。

💡体質改善のためのポイント

• うるおいが足りていないからといってたくさんの水を飲んでも、その分体がうるおうわけではありません。がぶ飲みはせずにこまめに適量の水分を摂るようにし、特にみずみずしい野菜や果物など自然の食べ物からの水分補給を心がけましょう。
• 香辛料の効いた激辛料理、熱過ぎるもの、アルコールの過剰摂取は体内に熱を生み、うるおいを乾かしてしまいます。また、焼く、炒めるなどで調理された料理も熱を生みます。うるおい不足を悪化させるため控えましょう。
• 中医学の「陰陽」の概念では、昼は活動的な「陽」、夜は休息の「陰」に属します。陰が補われる夜に寝ないと陰（うるおい）が不足して陰虚体質が進みます。寝付きは良くても寝た気がしないなどの睡眠の不調も出やすくなります。夜更かしせずに早めに寝床に入って、しっかり睡眠を取りましょう。
• 汗をかきすぎるとその分うるおいが失われます。炎天下での激しい運動やサウナなど過剰に汗をかくことは控えましょう。

🍐おすすめ食材

すっぽん、牡蠣、蟹、はまぐり、あさり、しじみ、貝柱、もずく、めかぶ、豚肉、鴨肉、うずらの卵、ゴマ、山芋、きゅうり、トマト、蓮根、ゆり根、白きくらげ、梨、レモン、ベリー類（クランベリー、プルーン、レーズン、桑の実、クコの実など）、ライチ、はちみつ、豆乳、緑茶、烏龍茶

改善のサポートとして「06-WATER SHOWER」のお茶がおすすめです。

陽虚（07-WARM SUN）

身体を温める力であるが不足している陽虚タイプ。

💡体質改善のためのポイント

• とにかく体を温めることが大事なタイプです。体（特に下半身）を冷やさない格好で過ごし、お風呂にゆっくり浸かって温まるようにしましょう。電気毛布や使い捨てカイロなどの温活グッズも役立ちます。特に女性は生理中は絶対に冷やさないようにしましょう。
• 冷たいもの、生もの、アイスは避けて、温かいものを食べましょう。スープや鍋料理など温かく調理されたものがおすすめです。また、体を温める力を持つ「腎」を補うことも非常に大事です。腎を補って体を温めるおすすめ食材を積極的に取り入れてみてください。なお、苦味、寒涼性にあたるもの（ゴーヤ、きゅうり、セロリ、緑茶など）は体を冷やす作用があります。摂り過ぎないように気をつけましょう。
• 中医学の「陰陽」の概念では、体を温める「陽」のエネルギーは昼間の時間帯に養われます。昼間太陽の光をしっかり浴びましょう。
• 適度に体を動かすことも必要ですが、体力も少ないため、無理なく自分のペースで生活しましょう。

🦐おすすめ食材

羊肉、鹿肉、鶏肉、えび、なまこ、うなぎ、ムール貝、くるみ、シナモン、ターメリック、胡椒、山椒、 にんにく、生姜、ねぎ、ニラ、山芋、キャベツ、カリフラワー、冬虫夏草、朝鮮人参、紅茶、プーアル茶（発酵度が高いもの）、杜仲茶

改善のサポートとして「07-WARM SUN」のお茶がおすすめです。

湿熱（08-EAT EASY）

身体に不要な「水」と「熱」が溜まっている湿熱タイプ。

💡体質改善のためのポイント

• 食事はきちんと食べている方も多く、一見体力があり健康そうに見えるタイプですが、常にだるっぽく暑がりだったりします。このタイプはエネルギーの摂取量が多く、栄養過多になっている状態ともいえます。食べる量を全体的に減らし、胃腸への負担も減らすようにしましょう。
• 脂っこいもの、味が濃いもの、激辛のもの、お酒は体内に余計な熱を生み、湿熱体質の大きな原因です。また、ねぎ、牛肉、鶏肉、羊肉など熱性に属す食材も体に熱を作る作用があり、湿熱タイプには向かない食材です。量を控えるようにしましょう。代わりに、余計な熱を冷まし、余計な水を排出してくれるおすすめ食材を摂りましょう。
• 普段から積極的に運動して体を動かすことがおすすめです。激しい運動も向いていますが、興奮しやすいため、体に負担をかけすぎないよう適度なペースで行いましょう。

🥒おすすめ食材

ゴーヤ、きゅうり、冬瓜、もやし、なす、豆腐、海藻、シジミ、あさり、ハトムギ、小豆、緑豆、白菜、セロリ、スイカ、セリ、ナズナ、どくだみ、とうもとこしのひげ、金銀花、クチナシの実、菊花、緑茶、コーン茶、ハトムギ茶

改善のサポートとして「08-EAT EASY」のお茶がおすすめです。

🪞体質を診断してみよう

いろいろな不調の原因は、体内のバランスの崩れ。
あなたの今の体の状態を診断してみましょう。
また、体質は日々変化していきます。定期的にチェックしていきましょう！

体質診断はこちらから

🔍テーマ別の改善ガイド

美肌、むくみ、妊活など、テーマごとの改善ガイドはこちらにまとめています。
気になる悩みがある方はあわせてご覧ください。